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8月, 2026の投稿を表示しています

認知症予防のためにできることは?60代・70代から始めたい7つの生活習慣

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9月は「認知症月間」です。厚生労働省では、毎年9月を認知症月間、9月21日を「認知症の日」としています。2026年も9月1日から30日まで認知症月間として、各地で認知症への理解を深める取り組みが行われます。 この時期になると、 「認知症予防のために、今からできることはある?」 「何を食べればいいの?」 「脳トレや散歩はしたほうがいい?」 と気になる方もいるのではないでしょうか。 年齢を重ねた家族のことを考えるようになると、私も「何か特別なことを始めなければいけないのかな」と考えることがあります。 でも、認知症対策について調べてみると、特別な健康食品や難しいトレーニングだけが大切なのではありません。 国立長寿医療研究センターでは、定期的な運動、バランスのよい食事、社会活動への参加、人との交流や外出などを組み合わせることが、認知症になるリスクを下げることにつながると紹介しています。 まずは、60代・70代から意識したいことを7つにまとめます。 ① 無理のない範囲で体を動かす ② 魚や野菜などを取り入れ、バランスよく食べる ③ 人と話す・外に出る機会をつくる ④ 読書や趣味などで頭を使う ⑤ 血圧・血糖など普段の健康状態を管理する ⑥ 喫煙や飲みすぎを見直す ⑦ 聞こえにくさをそのままにしない 全部を一度に始める必要はありません。 今の生活を振り返って、「これなら一つできそう」と思えるものから始めてみるのが現実的です。 ① 散歩などで無理なく体を動かす 認知症のリスクを減らすために、まず意識したいのが運動習慣です。 運動というと、スポーツジムへ通ったり、毎日長時間歩いたりしなければならないと思うかもしれません。 でも、普段あまり運動をしていない人なら、近所を少し散歩する、買い物のときに歩く、庭仕事をするなど、日常生活の中で体を動かす方法もあります。 国立長寿医療研究センターでも、定期的な運動習慣は認知症になる危険性を低くすることが報告されているとしています。 高齢になるほど、「健康のためだから」と急に頑張りすぎるのは避けたいところです。 足腰や心臓などに不安がある場合は、自分だけで運動量を決めず、医師などに相談しながら無理のない範囲で始めましょう。 ② 魚や野菜を取り入れて、食事全体のバランスを見る 「認知症予防にいい食べ物は何?」と気になる方も多いと思います。 魚、野菜...

病院でもらった薬はいつまで使える?残った処方薬はいつ捨てる?保管と処分の注意点

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病院でもらった薬が少しだけ残り、そのまま薬箱に入っていることはありませんか。 高齢の親の家を整理していると、数錠だけ残った薬や、いつ処方されたのか分からない薬袋が出てくることもあります。 「半年くらいならまだ飲めるのかな」 「同じ症状が出たときのために残しておこう」 そう考えたくなりますが、 病院でもらった処方薬に「3か月」「半年」といった一律の目安があるわけではありません。 済生会では、病院から処方された薬について、特別な指示がなければ、 医師が処方した日数をその薬の使用期間の目安として考える と説明しています。たとえば5日分として処方された薬なら、基本的にはその治療のための5日分です。 そのため、治療が終わって残った薬を「次に同じ症状が出たとき用」として自己判断で使うのではなく、不要になったものは整理し、判断に迷う薬は薬剤師に確認するのが基本になります。 病院でもらった薬は「何か月」より処方された日数を確認 処方薬について最初に見たいのは、薬袋やお薬手帳に書かれている 処方日数 です。 たとえば風邪で受診して7日分の薬が出た場合、その薬はそのときの症状や体の状態を見て処方されています。 数か月後にまた咳や発熱が出たとしても、原因まで同じとは限りません。 特に高齢になると、その後に別の薬が追加されたり、飲んでいる薬の種類が変わったりすることもあります。 薬箱から昔の処方薬が出てきたときは、 「まだ見た目がきれいだから飲める」 ではなく、 「いつ、何のために処方された薬なのか」 を確認することが先です。 「処方された日数」と「薬そのものの使用期限」は同じ意味ではない ここは少し分かりにくいところです。 薬には、品質を保てる期間としての 薬そのものの使用期限 があります。 一方、病院でもらった処方薬については、患者の症状や治療内容に合わせて使用する期間が決められています。 済生会でも、薬は時間の経過によって成分が変質する可能性があるため、使用期限を過ぎたものや、変色・粉薬の固まりなど見た目に異常があるものは使用しないよう案内しています。 つまり、 「薬そのものがまだ品質を保てる可能性がある」ことと、「以前処方された薬を今の症状に使ってよい」ことは別の話 と考えると分かりやすいでしょう。 頓服薬は古いからとすぐ捨てず、指示を確認 少し扱いが違うのが 頓服薬(とんぷくやく...

これから何をしてみたい?60代・70代から始めるバケットリスト

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エンディングノートについて考えていたとき、ふと思ったことがありました。 年齢を重ねると、これまでの暮らしを整理したり、家族に伝えておきたいことを書いたりする機会が増えてきます。 もちろん、それも大切なことです。 でも、整理することばかり考えていると、少し寂しい気持ちにもなります。 それなら、 「これからやってみたいこと」も一緒に書いてみたらいいのでは? そこから思い浮かんだのが、バケットリストでした。 バケットリストは一般に「人生でやりたいこと」を書き出したリストです。「死ぬまでにやりたいこと」と表現されることもありますが、私はもっと気軽に、 「これからの楽しみを書いておくノート」 くらいに考えるのが好きです。 最初から100個も考える必要はありません。 「温泉に一泊したい」でも、「近所の気になっていた喫茶店に行きたい」でも大丈夫。 まず一つ書けば、それが最初のバケットリストになります。 60代・70代からのバケットリストは何を書けばいい? バケットリストというと、海外旅行や大きな挑戦など、特別なことを書かなければいけないように感じるかもしれません。 でも、そんな決まりはありません。 若い頃に「いつかやってみたい」と思っていたことを振り返ると、仕事や家、旅行など、大きな目標が多かったという人もいるでしょう。 年齢を重ねてからは、それとは少し違った楽しみ方もできます。 「今年は桜を見に行く」 「一人で映画館に行ってみる」 「昔よく会っていた友人に連絡する」 何気ないことも「やってみたいこと」の一つになります。 そして実際にやってみると、 「次は何をしようかな」 という楽しみも生まれます。 内閣府の「令和6年度 高齢者の経済生活に関する調査」では、60歳以上の人のうち、生きがい(喜びや楽しみ)を「十分感じている」「多少感じている」と答えた人は合わせて74.8%でした。 バケットリストを書けば生きがいが生まれる、と単純に言えるものではありません。 ただ、自分にとって何が楽しみなのかを改めて考えるきっかけの一つにはなりそうです。 バケットリストは100個ではなく、まず10個くらいから インターネットでバケットリストを検索すると、「やりたいこと100選」「人生でやりたいこと100個」といった記事をよく見かけます。 100個考えること自体を楽しめるなら、それもいいでしょう。 で...

シルバー人材センターとは?仕事をしたい人・頼みたい人の利用方法をわかりやすく解説

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以前、自宅まわりの草が伸びて、草刈りをどこに頼めばいいのか困ったことがありました。 最初は普通の業者を探そうと思ったのですが、どこへ相談すればいいのかわからず自治体に問い合わせたところ、そこで初めて「シルバー人材センター」という仕組みを知りました。 名前は聞いたことがあったものの、当時の私は「高齢者向けのアルバイトを紹介するところなのかな?」という程度の認識でした。 調べてみると、少し違います。 シルバー人材センターは、働く意欲のある高齢者に地域で働く機会を提供するとともに、家庭や企業、公共団体などから仕事の依頼を受ける仕組みです。 つまり、 「定年後、毎日ではなくても少し働きたい」 という人だけでなく、 「草刈りや掃除などを誰かにお願いしたい」 という人も利用できます。 この記事では、 仕事をしたい人・仕事を頼みたい人の両方の立場から、登録方法、仕事内容、報酬、依頼方法、料金まで 順番に紹介します。 シルバー人材センターとは? 公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会によると、シルバー人材センターは、原則60歳以上の高齢者に、臨時的・短期的または軽易な仕事を提供する仕組みです。 企業だけでなく、家庭や官公庁などからも仕事を受けています。 単に収入を得ることだけが目的ではなく、これまでの経験を生かして働いたり、仕事を通して地域社会に参加したりすることもシルバー人材センターの大きな役割です。 全国にセンターがあり、住んでいる地域のセンターに入会して仕事をするのが基本です。 一方、仕事を頼む側は、センターの会員になる必要はありません。 普通のアルバイトとはどう違う? 私も最初に勘違いしたところですが、シルバー人材センターは一般的なアルバイト紹介所とまったく同じではありません。 センターが家庭や企業などから仕事を受け、登録している会員がその仕事を行う「請負・委任」という形のほか、労働者派遣や職業紹介による働き方もあります。 そのため、すべての仕事で一般企業のアルバイトと同じ雇用契約を結ぶわけではありません。 全国シルバー人材センター事業協会では、請負・委任による就業について、おおむね月10日程度以内、または週20時間を超えない範囲を目安として案内しています。 「週5日しっかり働きたい」という人よりも、 「毎日は大変だけれど、まだ少し働きたい」 「今までの経験を地域で生...

高齢者の訪問美容に助成はある?自治体の訪問理美容サービスと利用条件

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美容院や理髪店へ行きたいと思っていても、足腰が弱くなったり介護が必要になったりすると、外出そのものが負担になることがあります。 前の記事で60代・70代女性の髪型について調べていたとき、「自分で美容院まで行けなくなったら、髪はどうすればいいのだろう」と気になりました。 調べてみると、自治体によっては、理容師や美容師が自宅を訪問する 訪問理美容サービス を実施しています。 ただし、65歳以上なら誰でも利用できる全国共通の制度ではありません。 要介護度や外出が難しい状態などの条件があり、自治体によって対象者、利用料金、利用回数、支援される範囲も違います。 また、「助成がある=美容院代がすべて無料」という意味でもありません。 まずはこの点を知っておくと、自分や家族が必要になったときに制度を探しやすくなります。 高齢者の訪問理美容には自治体の助成がある? 訪問理美容とは、理容師や美容師が自宅などを訪問して、カットなどのサービスを行うものです。 厚生労働省は、理容所・美容所以外で行う「出張理容・出張美容」について対象となるケースを示しています。 2026年3月26日に改正された厚生労働省の通知では、病気だけでなく、 骨折、認知症、障害、寝たきりなどの要介護状態にあり、その程度や生活環境から理容所・美容所へ行くことが難しい人 などが対象として考えられるとされています。 年齢だけで利用できるわけではなく、本人の身体状態や生活環境なども関係するということです。 さらに自治体では、こうした外出が難しい高齢者を対象に、独自の訪問理美容サービスを用意している場合があります。 厚生労働省も、在宅高齢者に対する理容・美容サービスについて、地方自治体の独自事業などを活用した取り組みを案内しています。 自治体の訪問理美容サービスを3つの地域で比較 制度が地域によってどのくらい違うのか、2026年8月時点で自治体の公式サイトに掲載されている内容を確認してみました。 自治体 主な対象 利用者負担・内容 利用回数 千葉市 65歳以上・在宅・要介護3~5で理美容店の利用が困難な人 出張費は市が負担。カットなどの理美容料金は自己負担 年4回まで 世田谷区 65歳以上・要介護3~5で理美容店へ行くことが困難な人 1回1,000円 年6回まで 横浜市 おおむね65歳以上で要介護4・5など、外出が困難な在宅高齢...

60代・70代女性の髪型はどう選ぶ?手入れが楽なショート・ボブのポイント

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60代、70代になると、「今までと同じ髪型なのにまとまりにくくなった」「美容院ではきれいなのに、自分では同じようにセットできない」と感じることがあります。 髪型を変えたいと思っても、短くしすぎるのは不安ですし、毎朝ブローやヘアアイロンに時間をかけるのも負担になりがちです。 そんなときは、まず「どの髪型が若く見えるか」ではなく、 自分の髪質に合っていて、毎日無理なく手入れできるか から考えてみると選びやすくなります。 目安としては、 こんな人に  髪型の候補 確認したいこと 洗う・乾かす時間を短くしたい   ショート くせ・カットの頻度 短くしすぎるのが不安    ショートボブ       顔まわりの長さ 長さや結べる髪を残したい   ボブ 結べる長さ・毛先のまとまり が候補になります。 ただし、「60代・70代ならショートが正解」というわけではありません。髪の量やくせ、白髪の状態、美容院へ通う頻度によって、扱いやすい長さは変わります。 60代・70代女性の髪型は手入れのしやすさから考える 美容院で髪型を決めるとき、雑誌やスマートフォンの写真を見せて「こんな感じにしたい」と伝えることがあります。 もちろん、好みの雰囲気を伝えることは大切です。 ただ、髪型を選ぶときは見た目だけでなく、普段の生活も一緒に考えておくと失敗しにくくなります。 たとえば、 朝はブラシだけで整えたい ドライヤーを長時間使いたくない 髪が広がりやすい トップがぺたんとしやすい 白髪が伸びたときに目立ちにくくしたい 美容院へ頻繁には通いたくない といったことです。 「美容院から帰った日はきれいだけれど、翌朝から自分では再現できない」という経験があるなら、そのことも美容師さんに伝えてみましょう。 「家ではブローをほとんどしません」 「朝は5分くらいで整えたいです」 このように具体的に伝えると、普段の生活に合った髪型を相談しやすくなります。 60代・70代女性がショートを選ぶときのポイント ショートは、髪を洗ったり乾かしたりする時間を短くしやすい髪型です。 襟足や耳まわりがすっきりすると、首元の服や眼鏡とも合わせやすくなります。 一方で、短くすれば必ず手入れが楽になるとは限りません。 くせが強い人は、短くしたことで髪...

セーフティネット住宅・居住支援法人・居住サポート住宅の違いは?高齢者の部屋探しをやさしく解説

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高齢になってから賃貸住宅を探すとき、 「年齢が高いと部屋を借りにくいのでは?」 「一人暮らしでも受け入れてくれる住宅はある?」 と心配になることがあります。 私も高齢者の賃貸について調べているうちに、 「セーフティネット住宅」 「居住支援法人」 「居住サポート住宅」 という3つの言葉を知りました。 名前がよく似ているので、最初はすべて高齢者向け住宅の種類なのだと思っていました。 でも、実際には役割が違います。 先に簡単に整理すると、 名称 何をするもの? こんなときに確認 セーフティネット住宅 高齢者などの入居を拒まない登録住宅 入居できる賃貸住宅を探したい 居住支援法人 住まい探しなどを支援する法人 一人で部屋探しをするのが難しい 居住サポート住宅 見守りなどの支援がある住宅 入居後の一人暮らしにも不安がある つまり、 住宅を探したいなら「セーフティネット住宅」 部屋探しを相談したいなら「居住支援法人」 見守りなども必要なら「居住サポート住宅」 と考えると、最初は分かりやすいでしょう。 ただし、利用できる住宅や支援内容、条件は地域や事業者によって異なる場合があります。 セーフティネット住宅とは?高齢者などを受け入れる登録住宅 セーフティネット住宅は、高齢者や低額所得者、障害者、子育て世帯など「住宅確保要配慮者」の入居を拒まないものとして登録された賃貸住宅です。 国土交通省の住宅セーフティネット制度に基づいて登録されています。 ここで知っておきたいのは、 セーフティネット住宅なら誰でも無条件に入居できる、という意味ではない ことです。 貸主は登録するときに、「高齢者」「低額所得者」など、どの住宅確保要配慮者を受け入れるかを設定できます。 そのため、高齢者が探す場合は、 高齢者を受け入れる住宅として登録されているか を確認します。 また、入居審査や家賃などの条件がすべてなくなるわけでもありません。 セーフティネット住宅は、 「高齢者を受け入れている賃貸住宅を探したい」 というときの選択肢の一つと考えると分かりやすいでしょう。 登録住宅は、国土交通省の住宅セーフティネット制度に関する情報提供システムなどから確認できます。 近年は民間の住宅情報サービスでもセーフティネット住宅を探しやすくする取り組みが進められています。 居住支援法人とは?高齢者の部屋探しを相談できるところ...

高齢になると賃貸を借りにくいのはなぜ?孤独死を心配する大家さんとシニアの部屋探し

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「高齢になると、賃貸住宅を借りにくくなる」 そんな話を聞いて、これからも賃貸で暮らしたいのに大丈夫だろうかと不安になる方もいるのではないでしょうか。 私がこの問題を気にするようになったきっかけは、以前テレビで見た住宅の特集でした。 過去に室内で人が亡くなったことなどを理由に、周辺の相場より家賃が抑えられている物件が紹介されていたのです。 それを見て、「高齢の一人暮らしを大家さんが心配するのは、孤独死が起きるとその後の賃貸に影響するからなのだろうか」と疑問に思いました。 調べてみると、事情はそれほど単純ではありませんでした。 高齢だから賃貸住宅を借りられないという決まりはありません。ただ、国土交通省の資料でも、高齢者などの入居について、貸主側が孤独死や死亡後の残置物処理、家賃滞納などを不安に感じる場合があることが示されています。 そのため、特に高齢の一人暮らしでは、若い頃より部屋探しに時間がかかるケースも考えられます。 一方で、高齢者の住まい探しを支援する制度も整備されています。 まずは「高齢だから賃貸は無理」と諦めるのではなく、大家さんが何を心配しているのか、そしてどんな支援を利用できるのかを知っておくことが大切です。 高齢者は本当に賃貸を借りにくい? 高齢者だからという理由だけで、すべての賃貸住宅に入居できなくなるわけではありません。 ただし、高齢者、特に一人暮らしの場合、貸主が入居後のリスクを心配することがあります。 国土交通省が住宅セーフティネット制度について説明する資料では、貸主側の不安として、孤独死、死亡時の残置物処理、家賃滞納などが挙げられています。 たとえば一人暮らしの入居者が室内で亡くなり、発見まで時間がかかった場合には、状況によって特殊清掃や原状回復が必要になることがあります。 さらに、家具や家電などが部屋に残っていれば、その処理も問題になります。 国土交通省と法務省は、単身高齢者などが亡くなった後の賃貸借契約の解除や残置物の処理を円滑にするため、「残置物の処理等に関するモデル契約条項」も公表しています。 つまり、高齢者であることだけが問題なのではなく、 「万一のとき、誰に連絡すればよいのか」 「残された家財はどうするのか」 「入居中の見守りはどうするのか」 といった点も、貸主側の判断に関係することがあります。 孤独死があった部屋はすべて事故物件に...

家庭菜園の水やりは朝と夕方どっち?初心者が迷いやすいタイミングと基本

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家庭菜園を始めると、意外と迷うのが水やりです。 「朝と夕方なら、どちらがいいの?」 「毎日あげたほうがいい?」 「土の表面が乾いていたら、もう水切れ?」 水やりは毎日のことだからこそ、最初に基本を知っておくと気持ちがずいぶん楽になります。 家庭菜園の水やりは朝と夕方どっち? 最初に結論からお伝えすると、 暑い時期は早朝に鉢の土を確認し、必要なら水をあげる という考え方が分かりやすいです。 朝に水やりが必要な状態でなければ、無理に水を与える必要はありません。 朝に確認できなかったり、暑い日に夕方までに土がかなり乾いたりした場合は、気温が落ち着いてから水やりをする方法もあります。 大切なのは、 朝だから必ず水をあげる 夏だから朝夕2回あげる と時間や回数だけで決めないことです。 農林水産省が紹介している家庭での野菜栽培でも、本葉が出た後は毎日水を与える必要はなく、土の表面が乾いたときに水やりをする方法が紹介されています。 覚えておきたいのは、 時間を見る → 土を見る → 必要なら水をあげる という順番です。 水やりの前に土の状態を確認する 初心者のうちは、「土が乾いている」と言われても判断が難しいものです。 まずは鉢やプランターの表面を見てみます。 表面がまだしっとりしているなら、追加の水やりを急がなくてもよい場合があります。 乾いて見えるときは、土を指先で少し触ってみます。 表面だけ乾いていて、その下にはまだ湿り気が残っていることもあるからです。 鉢の大きさ、置き場所、日当たり、風通し、季節によって土の乾き方は変わります。 そのため「1日1回」と数字だけで覚えるより、 毎日だいたい同じ時間に土を見る ほうが、自分の鉢の乾き方を覚えやすくなります。 葉が少し元気なく見えたときも、それだけで水不足と決めつけず、まず土の状態を確認したほうが安心です。 水は少しずつではなく、必要なときにしっかり 水の量も迷いやすいところです。 「水をあげすぎるとよくない」と聞いて、土の表面だけを少し濡らすようにしている人もいるかもしれません。 農林水産省の家庭菜園の紹介では、土の表面が乾いたときに、 鉢の受け皿へ流れ出るくらいしっかり水を与える 方法が紹介されています。 つまり、 毎日少量ずつ足すこと と 必要なときに十分に水を与えること は同じではありません。 鉢底に排水穴があるか、水が...

60代・70代の家庭菜園、初心者は何を育てる?鉢・プランターで楽しむ野菜7選

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「家庭菜園を始めてみたいけれど、何を育てればいいのだろう」 園芸店に行くと、野菜の種や苗がたくさん並んでいます。見ているだけでも楽しいものですが、初めてだと迷ってしまいますよね。 60代・70代から始めるなら、最初から大きなプランターをいくつも用意する必要はありません。 まずは鉢やプランターひとつ、普段よく食べる野菜ひとつから。 これくらいなら毎日の世話も負担になりにくく、家庭菜園の楽しさを感じやすいと思います。 家庭菜園初心者におすすめしたい野菜7選 鉢やプランターで始めるなら、次の7つが候補になります。 小ねぎ 大葉 リーフレタス ラディッシュ ミニトマト パセリ 小松菜 「7つもあると、結局どれがいいの?」と思うかもしれません。 迷ったら、普段の料理で少しずつ使える 小ねぎ・大葉 などから試してみるのもよいでしょう。 葉を収穫して楽しみたいなら リーフレタスや小松菜 、実が育つ様子を楽しみたいなら ミニトマト 、土の中で育つ変化も味わいたいなら ラディッシュ という選び方もできます。 大切なのは、「初心者向け」と書かれている野菜をそのまま選ぶことではありません。 自分が食べるか、置く場所があるか、無理なく世話を続けられそうか。 この3つを考えて選ぶと、自分に合った野菜を見つけやすくなります。 1.小ねぎ|普段の料理に使いやすい 初めての家庭菜園なら、小ねぎから試してみるのもいいでしょう。 みそ汁や冷ややっこ、うどんなど、少量だけ欲しい場面が多いので、収穫したあとに使い道で困りにくいのがうれしいところです。 私自身も長ねぎを育てています。 実際に始めてみると、たくさん収穫することよりも、「昨日より少し伸びたかな」と毎日見る時間が意外と楽しいものです。 水やりのついでに新しい葉を確認するだけでも、小さな楽しみになっています。 2.大葉|数枚だけ欲しいときにうれしい そうめんや冷ややっこ、刺身などに大葉が数枚あると便利ですよね。 スーパーで買うと使い切れないこともありますが、家で育てていれば必要なときに少しずつ収穫する楽しみがあります。 ただし、植物の育ち方は気温や日当たり、地域によって変わります。 苗や種を購入するときは、ラベルや種袋に書かれた栽培時期を確認して、自分の地域に合った時期から始めましょう。 3.リーフレタス|葉を少しずつ楽しみたい人に サラダをよく食...

60代・70代から始める園芸|鉢ひとつ、野菜ひとつから楽しめるシニアの趣味

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「何か趣味を始めたいけれど、今から何をすればいいだろう」 60代、70代になって時間に少し余裕ができると、新しいことを始めてみたくなることがあります。 そんなとき、私がまず思い浮かべるのが 園芸 です。 園芸というと、広い庭にたくさんの花を植えたり、本格的な家庭菜園を作ったりするイメージがあるかもしれません。 でも、そこまで大きく考えなくても大丈夫です。 小さな鉢ひとつ、育ててみたい植物ひとつからでも始められます。 花なら、つぼみができて咲くまでの変化を眺められます。野菜や薬味なら、育てたものを少し収穫して食卓に使うこともできます。 最初から上手に育てようとするより、 「毎日ちょっと見てみたい」 と思える植物を一つ選ぶ。 シニアの趣味として園芸を始めるなら、それくらい気軽なスタートでも十分ではないでしょうか。 シニアの園芸は鉢ひとつから始められる 最初からたくさんの植物をそろえる必要はありません。 初めてなら、 鉢やプランターを1~2個 育ててみたい花や野菜 植物に合った土 じょうろ くらいから始めると管理しやすくなります。 庭がなくても、日当たりや風通しなどの条件が合えば、ベランダや玄関先で育てられる植物もあります。 大切なのは、たくさん育てることではなく、 自分が無理なく世話を続けられる量にすること です。 毎日たくさんの鉢を見るのが負担になるなら、一鉢だけでもかまいません。 小さく始めて、もう少し育ててみたくなったら一つ増やす。 そのくらいのペースでも十分です。 花を楽しむ?それとも育てて食べる? 園芸を始めるときは、まず「何を育てたいか」よりも、 何をしてみたいか から考えると選びやすくなります。 花を見るのが好きなら、花が咲く植物。 料理が好きなら、普段よく使う野菜や薬味。 それぞれに違ったよさがあります。 花なら咲くまでの変化も見られる 花は、咲いた瞬間だけを見るものではありません。 新しい葉が出たり、小さなつぼみができたり、少しずつ姿が変わっていきます。 朝に鉢を見て、 「昨日より少し大きくなったかな」 と気づくこともあります。 好きな色の花を一鉢置くだけでも、玄関やベランダの雰囲気が少し変わります。 季節ごとに植物を入れ替えてみるのも一つの方法です。 野菜や薬味なら収穫して食べられる 私が今育てているのは 長ねぎ です。 本格的な家庭菜園というほど大...

高齢の親が昔入った生命保険、まず何を確認する?保険証券で見る8つのポイント

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  親が高齢になると、 「昔入った生命保険、このままで大丈夫かな」 「どんな保障だったか、もう覚えていない」 と気になることがあります。 何十年も前に加入した保険では、本人も細かな内容を忘れていたり、保険証券をどこにしまったのか分からなくなっていたりすることもあります。 そんなとき、いきなり解約や見直しを考える必要はありません。 まずは、今どんな生命保険に入っているのかを整理することから始めます。 高齢の親の生命保険、まず見る8つのポイント 保険証券や「契約内容のお知らせ」が見つかったら、次の8項目を見てみましょう。 保険証券で見るところ チェックする内容 保険会社 どこの会社の保険か 契約者 誰が契約しているか 被保険者 誰が保障の対象か 受取人 誰が死亡保険金を受け取るか 保険金額 死亡時などにいくら受け取れるか 契約日・加入時期 いつ加入した保険か 保険期間 保障はいつまで続くか 払込期間 保険料をいつまで払うか 医療特約や入院・手術の保障が付いている場合は、それも一緒に見ておきます。 最初から保険の仕組みをすべて理解する必要はありません。 まずは**「誰の保険で、どんな保障があり、いつまで続くのか」**が分かれば、契約の全体像が見えやすくなります。 最初に探したいのは保険証券 親が加入している保険会社が分かっているなら、まず保険証券を探します。 生命保険協会では、生命保険契約を調べる際、保険証券のほか、生命保険会社から定期的に届く通知物や、預金通帳の保険料の口座振替履歴などを調べる方法を案内しています。 保険証券そのものが見つからなくても、 「○○生命から毎年封筒が届いている」 「通帳から毎月保険料が引き落とされている」 といったところから加入先が分かることがあります。 古い書類を一度に全部整理しようとすると大変です。 まずは保険会社からの郵便物や通帳を見て、どこの生命保険会社と契約しているのかを把握するところから始めてもよいでしょう。 「契約者・被保険者・受取人」は別々に見る 保険証券には、 「契約者」 「被保険者」 「死亡保険金受取人」 という言葉が出てきます。 似ていますが、意味はそれぞれ違います。 契約者は生命保険会社と契約を結ぶ人、被保険者は保障の対象となる人です。死亡保険金受取人は、被保険者が亡くなったときに死亡保険金を受け取る人です。 ...

死亡保険金を受け取ったら税金は?相続税・所得税・贈与税の違いをわかりやすく解説

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家族が亡くなり、死亡保険金を受け取ることになったとき、 「死亡保険金にも税金がかかるの?」 と気になる方もいるでしょう。 私も以前は、「死亡保険金なら相続税になるのだろう」と単純に考えていました。 ところが実際には、必ず相続税になるわけではありません。 死亡保険金にどの税金が関係するかは、「誰が亡くなったか」「誰が保険料を負担していたか」「誰が受け取るか」の組み合わせによって変わります。 国税庁も、死亡保険金について、被保険者・保険料の負担者・受取人の関係によって、相続税・所得税・贈与税のいずれかの対象になると案内しています。  まずは次の3つを確認してみましょう。 ① 誰が亡くなったか(被保険者) ② 誰が実際に保険料を負担していたか ③ 誰が死亡保険金を受け取るか どの税金の対象になるかは、この3つの関係で決まります。 また、 「課税対象になる」ことと「必ず税金を納める」ことは同じではありません。 非課税制度や控除などによって、実際には税金がかからない場合もあります。 死亡保険金にかかる税金は3つのパターンで考える 夫・妻・子どもの家庭を例にすると、基本的な考え方は次のようになります。 保険料を負担した人 被保険者 受取人 税金 夫 夫 妻 相続税 妻 夫 妻 所得税 妻 夫 子ども 贈与税 たとえば、夫自身が保険料を負担していた保険で、夫が亡くなり妻が死亡保険金を受け取る場合は、相続税の対象になります。 一方、妻が保険料を負担し、その妻自身が死亡保険金を受け取る場合は所得税。 妻が保険料を負担し、子どもが受け取る場合は贈与税の対象になります。 「死亡保険金だからすべて相続税」と覚えるのではなく、 保険料を実際に負担していた人と受取人を見る のがポイントです。 相続税になる場合は「500万円×法定相続人」を確認 亡くなった本人が保険料を負担していた生命保険から死亡保険金が支払われる場合、その保険金は相続税の対象になります。 たとえば、 被保険者:夫 保険料の負担者:夫 受取人:妻 という契約です。 ただし、相続人が受け取った死亡保険金には非課税限度額があります。 国税庁によると、 500万円 × 法定相続人の数 までが非課税となります。 たとえば法定相続人が妻と子ども2人の合計3人なら、 500万円 × 3人 = 1,500万円 が死亡保険金の非課税限度...

葬儀にはいくらかかる?死亡保険で準備する必要はある?

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「自分が亡くなったあと、葬儀のお金くらいは家族に残しておきたい」 60代、70代になると、そんなことを考える機会も増えてきます。 私も死亡保険について調べているうちに、「そもそも葬儀にはいくら必要なのだろう」と気になりました。 葬儀費用の全国平均は、調査によって金額や含まれる項目が異なります。 公益財団法人生命保険文化センターが紹介している2024年の全国調査では、 葬儀にかかった費用の平均総額は約119万円 でした。これはあくまで平均で、実際の費用は葬儀の形式や人数、地域などによって大きく変わります。 そして、葬儀費用を準備する方法は死亡保険だけではありません。 預貯金や死亡保険、公的な給付などを合わせて考え、家族が必要なときに使えるお金を準備しておくことが大切です。 葬儀にはいくらくらいかかる? 葬儀には、 一般葬 家族葬 一日葬 直葬・火葬式 など、さまざまな形式があります。 前述の2024年調査では葬儀費用の平均総額は約119万円ですが、「自分も120万円くらい用意すればよい」という意味ではありません。  家族だけで小さく行う場合と、多くの人に参列してもらう場合では必要な金額が違います。 まず平均額を見るより、 「自分はどんな葬儀を希望するのか」 を家族と話しておくほうが、実際に必要な金額を考えやすくなります。 葬儀費用は広告の「○万円」だけでは決まらない 私自身、以前は「葬儀代」と聞くと、式場や祭壇などにかかる費用を思い浮かべていました。 しかし実際には、搬送、安置、ドライアイス、火葬、飲食、返礼品など、さまざまな費用が加わる場合があります。 寺院との付き合いがある家庭では、お布施などを考えることもあります。 そのため、葬儀そのものにかかる費用だけでなく、 その前後に必要になるお金まで含めて考えておくと安心です。 国民生活センターも2026年6月、葬儀サービスについて「家族葬だから安い」と考えて契約したものの、最終的な費用が想定より高くなるなどの料金トラブルに注意するよう呼びかけています。  「家族葬○万円」「一日葬○万円」といった広告を見るときは、その金額に 何が含まれていて、何が別料金なのか を確認することが大切です。 健康保険から受け取れるお金も確認しておく 葬儀のお金を考えるときに知っておきたいのが、健康保険から受け取れる給付です...