60代・70代女性の髪型はどう選ぶ?手入れが楽なショート・ボブのポイント

鏡の前で髪型を整える70代女性

60代、70代になると、「今までと同じ髪型なのにまとまりにくくなった」「美容院ではきれいなのに、自分では同じようにセットできない」と感じることがあります。

髪型を変えたいと思っても、短くしすぎるのは不安ですし、毎朝ブローやヘアアイロンに時間をかけるのも負担になりがちです。

そんなときは、まず「どの髪型が若く見えるか」ではなく、自分の髪質に合っていて、毎日無理なく手入れできるかから考えてみると選びやすくなります。

目安としては、

こんな人に 髪型の候補確認したいこと
洗う・乾かす時間を短くしたい  ショートくせ・カットの頻度
短くしすぎるのが不安   ショートボブ      顔まわりの長さ
長さや結べる髪を残したい  ボブ結べる長さ・毛先のまとまり

が候補になります。

ただし、「60代・70代ならショートが正解」というわけではありません。髪の量やくせ、白髪の状態、美容院へ通う頻度によって、扱いやすい長さは変わります。

60代・70代女性の髪型は手入れのしやすさから考える

美容院で髪型を決めるとき、雑誌やスマートフォンの写真を見せて「こんな感じにしたい」と伝えることがあります。

もちろん、好みの雰囲気を伝えることは大切です。

ただ、髪型を選ぶときは見た目だけでなく、普段の生活も一緒に考えておくと失敗しにくくなります。

たとえば、

  • 朝はブラシだけで整えたい

  • ドライヤーを長時間使いたくない

  • 髪が広がりやすい

  • トップがぺたんとしやすい

  • 白髪が伸びたときに目立ちにくくしたい

  • 美容院へ頻繁には通いたくない

といったことです。

「美容院から帰った日はきれいだけれど、翌朝から自分では再現できない」という経験があるなら、そのことも美容師さんに伝えてみましょう。

「家ではブローをほとんどしません」

「朝は5分くらいで整えたいです」

このように具体的に伝えると、普段の生活に合った髪型を相談しやすくなります。

60代・70代女性がショートを選ぶときのポイント

ショートとショートボブとボブの長さを比べる70代女性

ショートは、髪を洗ったり乾かしたりする時間を短くしやすい髪型です。

襟足や耳まわりがすっきりすると、首元の服や眼鏡とも合わせやすくなります。

一方で、短くすれば必ず手入れが楽になるとは限りません。

くせが強い人は、短くしたことで髪が浮いたり広がったりすることがあります。また、きれいな形を保つために、ある程度こまめなカットが必要になる場合もあります。

美容師さんには、

「短くしたい」だけでなく、「家であまりセットしなくてもまとまりやすくしたい」

と伝えると、希望が伝わりやすくなります。

耳を完全に出すことに抵抗があるなら、耳まわりを少し長めに残すショートも相談できます。

ショートボブは短くしすぎたくない人にも選びやすい

「ショートにしてみたいけれど、一気に短くするのは少し心配」

そんな人には、ショートボブも選びやすい髪型です。

ショートより顔まわりに長さを残せるので、いきなり短くするのが不安な人にも取り入れやすくなります。

後頭部に自然な丸みを残し、襟足をすっきりさせるなど、髪質に合わせて調整することもできます。

ただ、同じショートボブでも、髪の量やくせによって仕上がりは変わります。

写真とまったく同じ形を求めるより、

「この雰囲気が好きですが、私の髪質でも手入れしやすくできますか?」

と相談するほうが現実的です。

ボブは長さを残したい60代・70代女性にも

短い髪だけがシニア世代に向いているわけではありません。

あご周りから肩にかからない程度のボブなら、顔まわりの長さを残しながら、毛先をまとめやすくできます。

これまで長い髪で過ごしてきた人や、短くしすぎることに抵抗がある人にも選びやすい長さです。

暑い日に髪をまとめたい人は、美容師さんに「結べる長さを残したい」と先に伝えておくと安心です。

髪型の写真を見ていると、「これなら手入れが楽そう」と感じることがあります。

でも実際には、朝にブローが必要なのか、寝ぐせを直しやすいのか、何週間くらいで形が崩れるのかまで考えないと、思った以上に手間がかかることもあります。

美容院にいるのは数時間でも、その髪型で生活するのは毎日です。

そのため、見た目だけではなく、自分が毎日無理なく続けられるかも大切な基準になります。

髪のボリュームや分け目が気になってきたら

年齢を重ねると、「以前より分け目が目立つ気がする」「トップがふんわりしにくくなった」と感じる人もいます。

そんなとき、髪型だけですべてを隠そうとすると、毎日のセットがかえって大変になることがあります。

前髪を作る、分け目を少し変える、顔まわりに軽さを出すなど、全体を大きく変えなくても印象が変わることがあります。

まずは、自分の髪の流れやくせを生かせる長さについて、美容師さんと相談してみるとよいでしょう。

ただし、急に髪が大量に抜ける、頭皮に強いかゆみや炎症があるなど、いつもと明らかに違う変化が続く場合は、美容上の問題だけと考えず、医療機関に相談することも検討してください。

白髪は「染め続ける」以外の方法もある

髪の分け目や白髪を確認する70代女性

60代・70代になると、白髪染めをどこまで続けるか迷う人も増えてきます。

これまで通り染める方法もあれば、少しずつ明るい色に変えたり、白髪を生かした髪型へ移行したりする方法もあります。

白髪を染めるかどうかも、年齢だけで決める必要はありません。

美容院へ行く回数や費用、頭皮の状態、普段の服装なども考えながら、無理なく続けられる方法を美容師さんと相談するのも一つです。

「白髪が見えると老けて見えるから」と無理に染め続けるより、自分が鏡を見たときに落ち着けることのほうが大切ではないでしょうか。

美容院で髪型を相談するときに伝えたい5つのこと

美容院で髪型の希望を相談するための5項目チェックリスト

新しい髪型にするときは、希望する写真だけでなく、普段どのように髪を整えているかも伝えておくと相談しやすくなります。

  1. 朝のセットに何分くらい使えるか

  2. ドライヤーやヘアアイロンを使うか

  3. 髪を結ぶことがあるか

  4. ボリュームや白髪など、気になる部分はどこか

  5. 美容院へどのくらいの間隔で通いたいか

「似合う髪型にしてください」だけでは、美容師さんには普段の生活までは分かりません。

「できるだけ手間をかけず、自分でも整えやすい髪型にしたいです」

と伝えるだけでも、相談の方向がかなり分かりやすくなります。

美容院へ行くのが難しくなったら

体調や足腰の状態などによって、美容院まで出かけることが難しくなる場合には、訪問理美容を利用できることがあります。

厚生労働省でも、一定の事情で理容所や美容所へ行くことが難しい人に対する出張理容・出張美容について案内しています。

また、自治体によっては訪問理美容の出張費などを助成している場合がありますが、65歳以上なら誰でも利用できる全国共通の制度ではありません。

対象条件や助成内容は地域によって異なるため、必要になったときはお住まいの市区町村の公式サイトなどで確認してください。

高齢者の美容院代や訪問理美容の助成制度については、別の記事で詳しく紹介します。

60代・70代の髪型に一つの正解はない

60代や70代になったからといって、髪型を年齢だけで決める必要はありません。

「若く見えること」ばかりを優先する必要もないと思います。

鏡を見たときに気持ちよく過ごせること。

外出するときに少し気分が上がること。

そして、毎日の手入れが負担にならないこと。

そのバランスが自分に合っていれば、それが今の自分にとって心地よい髪型です。

ショートなら乾かしやすさ、ショートボブなら短くしすぎない安心感、ボブなら顔まわりや結べる長さを残せることなど、それぞれに特徴があります。

次に美容院へ行くときは、なりたい髪型の写真だけでなく、

「家でも簡単に手入れできる髪型にしたいです」

と一言伝えてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい

👉高齢者の訪問美容に助成はある?自治体の訪問理美容サービスと利用条件

今回調べる中で参考にしたもの

・厚生労働省「理容・美容のページ」
・厚生労働省「在宅の高齢者に対する理容・美容サービスの積極的な活用について」
・厚生労働省「理容師法施行令第4条第1号及び美容師法施行令第4条第1号に基づく出張理容・出張美容の対象等について」

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