帯状疱疹ワクチンは何歳が対象?2026年度の年齢・費用・2種類の違い
昨年、母が帯状疱疹になりました。
太もものあたりに症状が出て、かなり強い痛みがあったようです。そばで見ていた私も、「帯状疱疹はこんなに痛むことがあるのか」と驚きました。
そのことがあってから、テレビで帯状疱疹ワクチンのCMを見かけると、以前より気になるようになりました。
「そういえば、帯状疱疹のワクチンって何歳から受けるんだろう?」
気になって調べてみると、帯状疱疹ワクチンは2025年度から定期接種になっていることを知りました。
私は最初、65歳を過ぎたらいつでも定期接種として受けられるのだと思っていました。
ところが、対象になる年齢は年度ごとに決まっています。
2026年度(令和8年度)は、年度内に65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳になる方が主な対象です。
費用は自治体によって異なりますが、2026年度の千葉県内の例では、生ワクチンが4,000円台、組換えワクチンが1回1万円前後で、組換えワクチンは2回接種します。
「自分は今年の対象なのか」「いくらかかるのか」「2種類のワクチンは何が違うのか」。
今回は、厚生労働省や自治体の2026年度の情報をもとに、帯状疱疹ワクチンの対象年齢や費用、接種前に知っておきたいことを分かりやすくまとめました。
2026年度の帯状疱疹ワクチンは何歳が対象?
帯状疱疹ワクチンは、2025年度から予防接種法に基づく定期接種になりました。
厚生労働省によると、基本的な対象は年度内に65歳になる方です。
さらに2025年度から2029年度までの5年間は経過措置があり、その年度内に70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳になる方も対象になります。
そのため、2026年度の主な対象年齢は、
65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳
です。
また、60~64歳でも、HIVによる免疫機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な方は対象になります。
ここで注意したいのは、「65歳以上なら毎年対象」という制度ではないことです。
私も高齢の家族の予防接種について調べるときは、つい現在の年齢だけを見てしまいます。しかし今回調べてみて、帯状疱疹ワクチンについては特に「今年度の対象年齢に当てはまるか」を確認することが大切だと分かりました。
帯状疱疹ワクチンの費用はいくら?
「定期接種なら無料なのでは?」と思う方もいるかもしれません。
実際には、自己負担額は全国一律ではなく、自治体によって異なります。
たとえば2026年度の成田市では、生ワクチンが4,500円、組換えワクチンが1回11,000円です。組換えワクチンは2回接種するため、2回で22,000円になります。
自治体によって金額が異なることを考えると、定期接種の費用感としては、生ワクチンは4,000円台、組換えワクチンは1回1万円前後という例があります。
ただし、これは全国共通の料金ではありません。厚生労働省も、費用や実施期間、接種できる医療機関については住民票のある市町村へ確認するよう案内しています。
また、成田市では生活保護受給者など一定の条件に該当する方は自己負担が無料です。免除の条件についても自治体によって異なるため、予約前に確認しておくと安心です。
帯状疱疹ワクチン2種類の違い
定期接種で使用される帯状疱疹ワクチンには、生ワクチンと組換えワクチンがあります。
主な違いを簡単に整理すると、次のようになります。
| 生ワクチン | 組換えワクチン | |
|---|---|---|
| 接種回数 | 1回 | 2回 |
| 接種方法 | 皮下注射 | 筋肉注射 |
| 費用の一例 | 4,500円 | 1回11,000円 |
| 2回の合計 | ― | 22,000円 |
※費用は2026年度の成田市の定期接種の例です。実際の自己負担額は自治体によって異なります。
組換えワクチンは通常、2か月以上の間隔をあけて2回接種します。
一方、生ワクチンは1回ですが、病気や治療によって免疫機能が低下している方など、接種できない場合があります。
回数や費用だけで決めるのではなく、持病や治療中の病気がある場合は、どちらが適しているか医師に相談して選ぶとよいでしょう。
帯状疱疹ワクチンの効果はどのくらい?
2種類では、帯状疱疹を予防する効果や持続期間にも違いがあります。
厚生労働省によると、接種後1年時点の予防効果は生ワクチンが6割程度、組換えワクチンが9割以上とされています。
5年後では、生ワクチンが4割程度、組換えワクチンが9割程度とされ、組換えワクチンでは10年後でも7割程度の予防効果が報告されています。
ただし、この数字だけで「こちらのほうがいい」と決めるものではありません。
接種回数や副反応、体の状態なども違うため、それぞれの特徴を知ったうえで検討することが大切です。
なぜ高齢者は帯状疱疹に注意したい?
帯状疱疹は、以前に水ぼうそうにかかったときのウイルスが体内に残り、再び活性化することで起こります。
神経に沿って痛みを伴う水ぶくれなどが現れ、皮膚症状が治ったあとも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」が起こることがあります。
厚生労働省によると、帯状疱疹を発症する人は70歳代が最も多いとされています。
シニア向けの記事を書くようになってから、予防接種は単に「受ける・受けない」だけではなく、元気なうちに対象になる時期や選択肢を知っておくことも大切なのだと感じるようになりました。
家族について調べる場合も、「もう70歳だから遅い」と思い込まず、今年度の対象になっているか確認してみるとよさそうです。
過去に帯状疱疹になった人も接種できる?
「一度、帯状疱疹になったからワクチンは必要ないのでは?」と考える方もいるでしょう。
厚生労働省によると、過去に水ぼうそうや帯状疱疹にかかったことがある方でも、条件を満たせば定期接種の対象になります。
一方、すでに帯状疱疹ワクチンを接種したことがある場合は、扱いが異なります。
過去の接種記録を確認し、住んでいる市町村に問い合わせるよう厚生労働省も案内しています。
昔の接種時期が分からない場合も、自己判断せず、手元に記録が残っていないか確認してみましょう。
2026年度の対象者が接種前に確認したいこと
今年度の対象年齢に当てはまる場合は、まず次の3点を確認しておくと分かりやすいでしょう。
① 自分が2026年度の定期接種対象者か
② 住んでいる自治体の自己負担額はいくらか
③ 接種できる医療機関とワクチンの種類
自治体によっては個別に案内を送るところもあれば、送らないところもあります。
たとえば成田市では2026年度の対象者に予診票を個別送付すると案内していますが、千葉市では高齢者の帯状疱疹予防接種について個別通知や接種券を送付していません。
「案内が届いていないから対象外」とは限らないわけです。
対象になりそうな年齢なら、住んでいる自治体のホームページで「帯状疱疹ワクチン 定期接種 2026」などと検索して確認してみるのが確実です。
帯状疱疹ワクチンは、すべての人が同じ種類を選ぶものでも、必ず接種しなければならないものでもありません。
まず今年度の対象かどうかと費用を確認し、持病や治療中の病気がある場合は、かかりつけ医と相談しながら自分に合った方法を考えてみてはいかがでしょうか。
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今回調べる中で参考にしたもの
・厚生労働省「帯状疱疹ワクチン」
・厚生労働省「令和7年度から65歳以上の方などを対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種を実施します」
・成田市「帯状疱疹ワクチンの定期予防接種について」
・千葉市「大人の予防接種のご案内」



