65歳以上のインフルエンザ予防接種はいつから?2026年の時期・対象・費用を確認
朝晩の空気が少しずつ冷たくなってくると、そろそろインフルエンザの予防接種を考える時期かな、と気になります。
「65歳を過ぎたらいつから受けられるの?」「無料なの?」「市から何か届くまで待てばいい?」と迷う方もいるのではないでしょうか。
私の両親は韓国で暮らしていますが、年齢を重ねるにつれて、離れて暮らす親の体調を気にすることが増えました。インフルエンザの季節になると、日本で暮らす65歳以上の方にはどのような予防接種の制度があるのか、私自身も改めて調べてみました。
先に大切なところをまとめます。
65歳以上の方は、インフルエンザの定期予防接種の対象です。厚生労働省では毎年度、秋冬に1回の接種としています。2026年度も10月1日から始める自治体があります。
ただし、全国で同じ日に始まり、同じ料金で受けられるわけではありません。
秋になったら、まず次の5つを見ておくと迷いにくくなります。
・接種できる期間
・自分が定期接種の対象になるか
・自己負担額
・予診票など必要なもの
・接種できる医療機関
自治体から案内が届いていない場合は、市区町村のホームページで「高齢者 インフルエンザ 予防接種」と検索すると、その年度の情報を探しやすくなります。
65歳以上のインフルエンザ予防接種はいつから?
高齢者のインフルエンザ定期接種は、秋冬に毎年度1回行われます。厚生労働省も65歳以上の方を定期接種の対象としています。
具体的な開始日や終了日は自治体によって異なります。
たとえば船橋市の2026年度高齢者インフルエンザ定期予防接種は、2026年10月1日から12月31日までです。対象者には9月中旬から予診票が発送されます。
そのため、「高齢者の予防接種は全国一律で○月○日まで」と覚えるより、住んでいる自治体の今年度の日程を見るほうが確実です。
予防接種というと、つい「いつ病院へ行くか」ばかり考えてしまいます。でも実際には、予約が必要なのか、予診票が届くのか、いつまで公費の対象になるのかも先に見ておきたいポイントです。
9月から10月に自治体のお知らせを一度見ておけば、接種期間の終わりが近づいてから慌てずに済みます。
高齢者のインフルエンザ予防接種は何歳から対象?
定期接種の主な対象は65歳以上の方です。
また、60歳以上65歳未満でも、心臓・腎臓・呼吸器の機能に一定の障害がある方や、HIVによって免疫機能に一定の障害がある方は対象になる場合があります。厚生労働省もこの条件を定期接種の対象として示しています。
注意したいのは、現在64歳で接種期間中に65歳になる場合です。
自治体によっては、65歳の誕生日の前日から定期接種の対象と案内しています。2026年度の船橋市や厚木市でも、この取り扱いが明記されています。
ちょうど65歳になる年は、誕生日前に予約する場合などに自治体や医療機関へ対象日を聞いておくと分かりやすいでしょう。
65歳以上のインフルエンザ予防接種はいくら?
ここは「高齢者だから無料」と思い込まないほうがよいところです。
自己負担額は自治体によって異なります。
たとえば2026年度の船橋市では、対象となる高齢者の自己負担金を1,000円としています。また、生活保護世帯の方は無料と案内されています。
一方で、住んでいる地域が変われば金額や免除の条件も変わることがあります。
去年と同じ金額とは限らないため、今年届いた案内や自治体のホームページにある「自己負担金」の項目を見るのが一番分かりやすい方法です。
予約するときに医療機関へ「高齢者の定期接種として受けられますか」と聞いておくのもよいでしょう。
なぜ65歳以上はインフルエンザの定期接種対象なの?
厚生労働省によると、65歳以上の方などはインフルエンザにかかると重症化しやすく、ワクチン接種による重症化予防の便益が大きいと考えられるため、定期接種の対象となっています。
インフルエンザワクチンには、感染後に発症する可能性を低減する効果や、重症化を防ぐ効果が報告されています。
ただし、65歳以上なら必ず接種しなければならないという意味ではありません。
2026年度の自治体案内でも、接種に法的な義務はなく、本人の判断で受けるものと明記されています。
持病がある方、治療中の方、過去の予防接種で気になる症状があった方は、接種するかどうかも含めて、かかりつけ医に相談して決めるとよいでしょう。
インフルエンザ予防接種を受ける前に気をつけたいこと
「予約したから、体調に関係なくその日に行けばいい」というものでもありません。
厚生労働省は、発熱している場合や重い急性疾患にかかっている場合など、接種を受けられないケースを示しています。また、接種後には注射した場所の赤み、腫れ、痛みのほか、発熱やだるさなどがみられることがあります。
体調がいつもと違う日は無理をせず、医師に伝えることが大切です。
普段飲んでいる薬がある方や治療中の病気がある方も、気になることがあれば接種前に相談しておきましょう。
インターネットの情報だけで「自分は受けても大丈夫」と判断するのではなく、自分の体調については医師に相談するという線引きも大切だと思います。
離れて暮らす親がいると、季節の健康情報が気になる
私の両親は韓国で暮らしているため、日本の高齢者向け予防接種制度の対象ではありません。
それでも、離れて暮らしていると、インフルエンザが流行する季節には「元気にしているかな」「今年の予防接種はどうするのかな」と、以前より健康のことが気になるようになりました。
近くに住んでいれば顔を見て体調の変化に気づけることもありますが、離れていると電話やメッセージだけでは分からないこともあります。
だから私は、秋になったら特別なことをするというより、
「最近、体調はどう?」
と普段の会話の中で聞くようにしています。
予防接種についても、国や地域によって制度や費用、対象となる条件は異なります。私の両親が暮らす韓国と、私が暮らす日本の制度を同じように考えることはできません。
今回、日本の65歳以上のインフルエンザ定期接種について調べてみて、改めて感じたのは、毎年行われるものでも、その年の情報を確認することが大切だということでした。
自分自身のためでも、家族のためでも、秋になったら「今年はどうなっているのかな」と一度調べてみる。
そんな小さな習慣が、冬を迎える準備のひとつになるのではないでしょうか。
まとめ|65歳以上は秋になったら今年の案内をチェック
65歳以上の方は、インフルエンザ定期予防接種の対象です。60~64歳でも一定の条件に該当する方は対象になる場合があります。
2026年度も10月から接種を始める自治体がありますが、接種期間や自己負担額、予診票の扱い、接種できる医療機関は地域によって異なります。
まず見るのは、
「いつからいつまで」「いくら」「どこで受けられるか」
この3点で十分です。
そのうえで、持病や当日の体調など気になることがあれば医師に相談しましょう。
毎年のことだから後回しにするのではなく、秋になったら今年の日程だけでも見ておく。
それなら本人にも家族にも、それほど大きな負担にはならないのではないでしょうか。
今回調べる中で参考にしたもの
厚生労働省「インフルエンザワクチン(季節性)」
定期接種の対象者、接種時期、安全性、接種を受けられない場合などを参照。
厚生労働省「令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」
65歳以上および60~64歳の一部の方が定期接種の対象となる理由・条件を参照。
船橋市「令和8年度高齢者インフルエンザ定期予防接種について」
2026年度の接種期間、自己負担額、予診票の発送時期などを参照。
厚木市「令和8年度厚木市高齢者インフルエンザ予防接種」
対象年齢および接種が本人の希望に基づくことなどを参照。
※本記事は2026年9月11日時点で確認できる公的情報をもとにまとめています。接種期間、費用、対象条件、実施医療機関などは自治体によって異なる場合があります。実際に接種を検討する際は、お住まいの自治体や医療機関の最新情報をご確認ください。



